なんて可憐な姿でしょう。周囲に漂う甘やかな香り。
大好きな薔薇の季節がやってきました。
その美しさと香りは、古代から人々を魅了し、様々なエピソードを残しています。
女王クレオパトラは、バラを風呂に浮かべたり、寝室の床に膝の高さまで敷き詰めたり、香油をふんだんに用いたり、巧みに利用し、英雄たちを自分の虜にしました。
ネロもまたバラを溺愛した人物で、晩餐会の床にバラを敷き詰め、さらに天井からシャワーのように花びらを降らせたなど、現代人には思いつかないような伝説が数多く残ります。
現代では品種改良が進み、1年に何度も返り咲き楽しませてくれるものや、花びらに繊細な模様が入っていたり、香りが豊かな薔薇など、絶えない人気の高さを感じます。
美しいものに触れ、五感を震わせましょう。