スリランカが破綻しました。
政府が外国から借りたお金、国際ソブリン債が債務不履行になったのです。
観光収入の減少や、政治的腐敗、無農薬農業の失敗、中国からの借り入れ、長期内戦の影響など、原因は色々あります。
2200万人の国民は食料と燃料と医薬品が不足し、最大都市・コロンボの消費者物価は年率55%のインフレに見舞われています。全てが2倍の価格になり、収入は減っているのです。
国は非常事態宣言を出し、元大統領が亡命し、IMFとお金を借りる条件などを協議中です。
昨日新しい大統領が決まりましたが、根本は根深く課題が多いでしょう。
画像:The Washington Postウェブサイトより
スリランカは、インドと共にアーユルヴェーダの盛んな国、サロンで施術に使用している薬草オイルは、全てスリランカからの輸入品です。
「このオイルに関わって下さる方達の暮らしは、安全なのだろうか」
そう考えた時に初めて身近に思え、日本が破綻したら自分がどうなるのか、想像しました。
日本政府の借金は過去最大世界1位の1,200兆円。国債格付けはA+やA、香港や韓国や中国よりも信用度が低いと今回のニュースから知りました。
過去にアルゼンチンやブラジル、フィリピンなど破綻していますが、国は残っています。
スリランカもこれ以上の犠牲が出ず、飢餓が納まるよう祈るばかりですが、同様の破綻は今後も他国で起きます。
人も組織も「公平・清純・愛」が大切です。