ストレスとは、体あるいは心に何らかの刺激が加わり、心身に緊張を生じた状態をいいます。そして、ストレスの原因となる刺激を、ストレッサーと言います。
皆さんは、どんな時にストレスを感じますか?
人間関係や仕事のプレッシャー、体の不調、暑さ寒さやウィルスの不安、今年は我慢することが多くて自由に行動できない、経済的な心配もあるかもしれません。
ストレッサーに点数をつけ、過去1年間にどのようなストレスを受けたかによって、この先の体調不良を予測する研究があります。SRRS(Social Readjustment Rating Scale社会的再適応評価尺度)というものです。例えば、配偶者の死亡100点、離婚73点、結婚50点、失業47点、職場の上司とのトラブル23点、など。
個人差があるかなと思うような点数もあります。クリスマス12点。信号無視などちょっとした法律違反11点よりも1点高いです。毎年の行事でこの点数は、少し高めと思います。
これは、50年も昔の研究ですが、未だに随所で採用されていることも興味深いです。
ストレスの全てが体に害であるとは限りません。良いストレスもあります。
適度な緊張感や、期待に応えようと頑張ったり、自らの目標に向かって努力することで、心身共に成長します。私の年下の友人は『心の成長痛』と表現しながら、上手に乗り越えてどんどんプロフェッショナルになっていきます。その姿勢から、受け入れる柔軟性を教わります。悪いストレスは、小さいうちに発散して、貯めこまないことが、何より大切です。